【家づくりノウハウ】花粉症対策に重要なのは“換気”と“フィルター”

こんにちは!兵庫県三木市を中心に健康に住み続けられる家づくりを手がける高階です。

春は好きだけど、花粉に悩まされる時期⋯
そんな方も多いかもしれません。
実は家の中に侵入する花粉の約60%が、換気が原因だと言われています。花粉症を悪化させず快適に過ごすためには、家の換気の仕方、そして換気フィルターがとても重要なのです。
今回は換気・換気フィルターについて、詳しくお話ししたいと思います。

まず換気システムには、第1種換気方式第2種換気方式第3種換気方式があります。第1種換気方式とは、入り口である給気口、出口である排気口の双方にファンなどの機械換気装置をつけ、一口で吸い込んで各部屋に外気を送ることができる方法。給気口がひとつだけなのでメンテナンスしやすく、効率良く換気できます。

また、第2種換気方式とは入り口にファンなどの機械換気装置を取り付け、出口には装置はなく自然排気する方法。第2種換気は室内の気圧が外気より上がるため、クリーンルームなどではメリットとなりますが、一般的な木造住宅などには向いておらず普及していません。
第3種換気方式は、第2種換気方式と逆。入り口である給気口が自然給気で、出口である排気口にファンなどの機械換気装置を取り付けた方式です。多くの場合トイレや洗面所で排気する、もっとも住宅に普及している換気方式です。

コスト重視であれば第3種換気が一般的なのですが、花粉症をお持ちの方には第1種換気がおすすめ。給気時にフィルターを通すことで、外気の花粉や塵などを取り除き、きれいな空気を取り込むことが可能だからです。また、熱交換換気装置を備えることで取り込んだ外気を室温に近づけて給気することができるため、冷暖房の補助的な役割も担ってくれます。また、フィルターは抗アレル物質加工のものを使用するのがおすすめです。

半年に1回ほどのメンテナンス、1年に1回程度のフィルター交換が必要になりますが、第1種換気の家に住んだらその年は花粉症を発症しなかった、というお客様もいらっしゃいます。花粉症にお悩みの方は、ご自宅の換気方法、換気フィルターにも着目してみてください!