【家づくりノウハウ】天井高で変わる?家の雰囲気や快適性

こんにちは!兵庫県三木市を中心に健康に住み続けられる家づくりを手がける高階です。

最近では、天井を高くしたり吹き抜けにしたりして、開放感のある空間を好む方が増えています。しかし高ければ良いというわけではなく、部屋や目的によってベストな天井の高さは違うものです。天井の高さによって印象や雰囲気がガラリと変わりますので、慎重に考えたほうが良いポイントです!

元々日本人は身長が低かったので、昔の住宅の扉や天井は非常に低く設定されています。最近では身長も伸び、生活スタイルも変わったため、時代とともに天井や扉の標準が高く大きくなっているのです。
当社でも近年は、リビングを吹き抜けに、2階へ上がる階段もリビング内に設置したいというお客様が多くなっています。天井が高いとその分開放的な雰囲気になり、高い場所に窓をつけることで明るさも増します。吹き抜けの場合は2階との緩い繋がりも生まれ、子ども部屋が全く離れた空間になってしまわないことが人気の理由でもあります。

ただし天井を高くしたり吹き抜けにしたりする場合、デメリットも存在します。高い位置の窓や照明はメンテナンスが大変です。また、吹き抜けにする場合はその分2階の床面積が減るということ。2階にもそれなりの広さや部屋数が欲しい場合は全体的に大きな家を建てる必要があり、コストがかかるという面もあります。
また、吹き抜けにすると暖房のあたたかい風が上がってしまい、暖房効率が悪くなるという説もよく聞かれるかもしれません。ですが、気密性と断熱性がしっかりしている家であれば吹き抜けリビングでもリビング階段でも問題ありません。事実、高階の健康住宅であれば暖房効率は悪くならず、エアコン1台の全館空調で快適に過ごしていただけます。

一方、天井が低いほうが向いている場所もあります。
洗面脱衣所やトイレ、寝室、子ども部屋、和室などは一般的に天井をあまり高くしません。これは天井が高いと開放的な印象を受けるのに対し、天井が低いほうが落ち着くという心理作用が働くからです。また、天井の色でも印象や心理的作用が大きく変わってきます。

家づくりの際は、低い天井や高い天井、どちらも体感してみてから決めることをおすすめします!ぜひ高階にもお気軽にご相談くださいね♪