マイホームで
失敗しないために

「地震に強い住宅」は本当?

熊本大震災では最近建った住宅でさえ倒壊や半壊がありました。
「地震に強い」とうたっている住宅を選べば安心できるの?

熊本大震災では最近建った住宅でさえ倒壊・半壊

「新しく建てる住宅はある程度の強度があるから、安心」と思っていませんか?熊本大震災では最近建った住宅でさえ倒壊や半壊になっています。

これから新しく住宅を建てる方は、すべてに優先して安全な住宅を選んでください。安全な住宅を建てるには次の2つのことを実践することです。

1、住宅が建つ敷地の地盤をしっかりと調査してください。
地表からの土質調査に加え、かつての池や川を埋め立てた所ではないか。可能な限りの調査と対処が重要です。土地が液状化で傾いたり、地滑りが起きると住宅の損傷は免れません。

2、業者様との打ち合わせに入る前に「許容応用度計算を用いて、住宅性能表示制度の耐震等級3でお願いします」と伝えてください。

よく「○○工法により地震に強い」というような広告を見かけますが、各社独自の仕様によるデータはあまり意味がありません。本当に地震が起きた時に大丈夫だと言えるのは許容応用度計算によって設計された耐震等級3の住宅だけです。

もしもの時のためには保険の有無も確認

もしもの時のためには保険の有無も確認

「地震に強い」とうたっていても、耐震等級3であっても、安全とは言えないことがお分かりいただけたかと思います。日本ではマグニチュード4以上の地震が年間400件以上起きています(気象庁2021年度データ)。

地震はかなり身近なこととしてマイホームを考えなくてはいけません。許容度計算による設計はもちろん、地震の際の建て替え保証についても事前に確認しておきましょう。

例えば、高階の家は地震の100%建て替え保証を行なっていますので、万が一の場合でも住居を確実に立て直すことができます。