マイホームで
失敗しないために

健康に直結するハウスダスト

注文住宅に越してから、喘息になってしまった。アトピーが悪化した気がする、というケースもあります。
その原因はハウスダストかもしれません。
注文住宅に住むならハウスダストに対する正しい知識は必須です。

住宅の中はハウスダストだらけです

住宅の中はハウスダストだらけです

住宅の中には肉眼で見えないようなホコリがたくさん舞っていて、これをハウスダストと呼んでいます。繊維のクズのようなものだけでなく、ダニの死がいやフン、カビ、花粉、細菌なども混ざっています。

さて、人は1日にどのくらいの空気を吸うかご存知でしょうか?

答えば、1日15kg〜20kg(体重50kgの人の場合)です。飲食の摂取量ですら2kg〜3kg程度ですから、空気がいかに身体に影響するか、想像できますよね?(空気の身体への影響は子どもが大人も2倍と言われます)

ハウスダストには結露対策

ハウスダストには結露対策

そもそもハウスダストが発生しにくい注文住宅に住むことが大切です。カビやダニの最大の原因は結露です。

結露を防ぐには、断熱性を高める必要があります。ただ、これは注文住宅を建てる時のお話になりますので、すでに建ってしまった注文住宅ではかなり大規模なリフォームになってしまいます。

断熱性は、断熱材とその施工精度によって決まります。また、注文住宅の気密性を高めたり、それに伴う換気の仕組みやシステムも一緒に考えて改善する必要があります。

断熱材を単に並べただけでは、断熱材と断熱材の間に隙間ができてやがてそこに湿気が入りこんで結露につながります。

気密性能が低いとハウスダスト問題は解決しない

次に大切なのが換気です。

現在の建築基準法では2時間に1回室内の空気を入れ替える「24時間換気」の導入が義務付けられています。ところが実際に計画通りに換気できている住宅はごく少数と言えます。それは、建築基準法で家の気密性に対する基準が定められていないことが要因です。

ホースが穴だらけの掃除機でゴミが吸い取れないように、家の空気も気密性が低い家ではしっかりと入れ替えることができないのです。

正しく換気するには、家中の隙間を測定して一定水準以上の気密性能を持った家に仕上げることが必須です。測定で得られるC値は最低でも1.0以下でないとまともな換気はできません。

理想的な換気システムとは

理想的な換気システムとは

つまり、1棟1棟気密測定をしてC値を1.0以下として換気をしっかりと機能させることです。

さらに全館空調システムを取り入れれば、・・・

部屋毎のエアコンの設置が不要となり一台のエアコンで家全体をまかなうことができます。常に快適な温度で過ごせ、大きな省エネ効果を得ることもできます。

高階の家のモデルルームでは、全館換気システムそのものをご覧いただくことができるようになっていて、その効果も体感することができます。