私たちは1日の多くを家の中で過ごします。幼児や高齢者などにおいてはさらに多くの時間を家の中で過ごすことになります。
例えば、部屋の中にダニやカビなどが充満しているとしたらどうでしょう?考えただけでゾッとしますが、実は何の対策も施していないほとんどの一般住宅ではダニやカビがどんどん増殖してしまうのです。
それは、ダニやカビは湿気によって増殖するからなんです。家の中の湿気は結露によって引き起こされます。これがダニやカビの増殖の原因なのです。
結露というと皆さん、サッシや窓などの目に見える部分の結露を想像されると思いますが、もっと怖いのは壁の内部で発生する内部結露です。これは目で確認することができません。
内部結露は知らない間に家の柱や壁を腐らせてしまいます。カビやダニを増殖させるたけでなく、建物の強度を弱め、家の寿命そのものを極端に短くしてしまいます。
腐った柱にシロアリが大量発生して膨大なコストがかかるなど、デメリットしかありません。
結露を防ぐには、断熱性を高める必要があります。ただ、これは家を建てる時のお話になりますので、すでに建ってしまった家ではかなり大規模なリフォームになってしまいます。
断熱性は、断熱材とその施工精度によって決まります。また、家の気密性を高めたり、それに伴う換気の仕組みやシステムも一緒に考えて改善する必要があります。
断熱材を単に並べただけでは、断熱材と断熱材の間に隙間ができてやがてそこに湿気が入りこんで結露につながります。結露の出ない家の仕組みに関心がある方は、高気密・高断熱住宅の構造を知ることが近道かもしれません。
健康住宅365では、断熱材と断熱材の間にスキマがなく湿気が入り込めないような構造になっているのです。